サーキットテスターは電流・電圧・抵抗を測定する機能を持ちます。
自動車の整備などにとても役立ちます。
一般的なサーキットテスターは、アナログ表示する本体部分と、それより伸びる2つのリード線があります。
機器により、最初の値が0を指さない機器(特に抵抗値)があるため、そのような機器の場合、値を0にセットする必要があります。
まず、本体より伸びる2つのリード線を、測定する機器のプラス極・マイナス極と接触させます。
交流電源の場合はプラスとマイナスの区別がありませんが、直流電源の場合はプラスとマイナスの区別があるため、間違えてつなげないように注意しましょう。
電圧・電流・抵抗値は上下の幅が大変大きく、測定する値の範囲に応じ、本体にあるセレクタを回し、レンジ(測定可能な最大値)を調整します。
例えば、1000V・250V・100V・25V・・・と言うようにレンジが設定されている機器の場合、まず最大値のレンジ(1000V)で測定し、次のレンジ(250V)の範囲内に収まれば次のレンジに切り替えて測定していきます。
このように次々とレンジを切り替えて測定していくことにより、正確な値を求めやすくなります。
なお、使用するレンジに応じ、目盛りの値は読み替える必要があります。
例えば、1000V用と250V用の目盛りしかない機種において、100Vのレンジで測定した場合、1000V用の目盛りより1桁少ない値が実際の値になります。
デジタル表示する機器の場合、レンジが自動的に切り替わるためそのような手間は必要ありません。